朝日新聞出版AERA(2024年12月16日発売)で紹介されました。

妻と死別した40代男性の本音~死別経験、再出発、出会いなど

40代の死別独身男性からいただいた本音です。
別の独身の方々の本音を読みたい方はコチラ

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目次

死別経験~40代死別独身男性

『僕に手があって良かった』『僕に目があって良かった』。強力な痛み止めと睡眠薬で朦朧(もうろう)とする妻の姿を脳裏に焼付け、体を触り、手を強く握りながら思っていたことです。そして臨終。案外、私の心は穏やかで、苦しみから解放された妻の顔に向け『ありがとう』と言い続けた事をよく覚えています。よく晴れた風の強い日でした。
人生が自分の選択した道の積み重ねだとするなら、私が15年前に亡き妻と出会い、生活を始めたことも自分で選んだ道の一つ。こんなに辛く苦しい将来が待っているとは予測もつきませんでしたが、初めから自分で選んだ事だったのかもしれません。自分の人生の責任みたいなものを感じています。
半年前の出来事をいつまでも決して忘れてはいけない事のような気がしています。『僕に記憶があって良かった』。

一昨年になりますが、妻が肺ガンで亡くなりました。健康診断を毎年欠かさずに受けていたのにもかかわらず、発見時には既に手遅れの状態であり、一年程の闘病生活の末の事でした。
その時の私は、看病の疲れと、大切な人を失った悲しみで、生きる希望も気力も無くなり、まさに心に大きな穴が開いた状態でした。さらには、夫として妻の病気に早く気付いてやれ無かった罪悪感と後悔の念、また、何故自分達が、と言う悔しい思いです。
その後は、暖かく見守り励ましてくれた家族や職場関係や友人のお蔭で、けっして忘れるわけではありませんが、過ぎた悲しい事ばかりに思い留まるよりも、今この時を大切にし、そして未来へ進むことが大事だと思うようになり、前に向かって歩み始めるようになりました。
妻との別れでは悲しみばかりでなく、人の気持ちを分かり、人を思いやる気持ちを大切にする事を学びました。大切な(相手の)命と大事な(自分の)命があるという事も。
今は、体を動かす事や出歩く事を意識しています。もともと運動とかは嫌いでは無かったのですが、仕事が忙しかった事もあり、していませんでした。ただ、家でじっとしていても心が晴れるわけでなく寂しさに悲しむだけなので、外へ出て何かをしているときのほうが気持ちが明るくなり、心が軽くなることに気付いたからです。そして最近は、他の誰かと共に楽しむ事ができないか、多くの新しい人との出会いやふれあい、繋がりを築きたいと言う気持ちが強くなってきました。同じような境遇を持っている方や新たな仲間との出会いを作りたいと思っています。お友達になりませんか。

変わらなくては~40代死別独身男性

3年前に妻を亡くしました。子供も無く喪失感だけが残りました。突然一人になり、心のさみしさは言い表し様がありませんでした。仕事で孤独を紛らわしても、家に帰ると時間が止まっています。自分でもこのままではいけないと思っています。前を向いて再出発のきっかけを探したいと思います。

5年前に妻を事故で亡くしました。この5年間、自分を責め、自分を見失いそうな時期も少なからずありました。それでも妻の分も3人の子供らを立派に育てなきゃと必死に頑張ってきました。そして…今年の3月に、一番下の娘が高校を卒業します。これを期に、少し自分の事、先の事を考えています。亡くなった妻の母親の後押しもあり、まずは行動してみようと思いました。自分の気持ちがどう動くのか…やっぱり動かないのか…それはわかりませんが…。男女問わず、沢山の人と出会い、その中で大切な友達、大切な人が見つかれば良いのかなと思っています。

お独り様会会員様の寄稿から抜粋しています。

お独り様会

独身の「友達」を作ることから始めませんか

独身者限定で、同性・異性の友人作りを目的とした会です。

未婚・離婚・死別の方々が「友達をつくりたい」「結婚相手を見つけたい」「同じ独身の方と気持ちを共有したい」などの目的で入会し、会報、LINE、オフ会、オンラインコミュニティサロンなどを通して日々交流しています。

会費:月額1,980円
20~34歳の女性は無料

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