70代以上の未婚独身女性からいただいた本音です。
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前向きに生きる
長いようで短かった45年余りのお勤めも終わりとなると、寂しいような、ホッとしたような複雑な気持ちでいっぱいです。もう人生が終わったような気持ちでした。勤めていた時は会社とのつながりがもてて、あまり寂しさがなかったように思います。今は毎日家の中に一人ポツンといて、話す人もなく「うつ」になりそうです。
テレビ体そうをして、毎日朝早く散歩に出て、リスを見かけたり鳥の声を聞いたりして少しホッとしています。
残された人生、心豊かに充実した毎日を送るために、人と人とがつながることで暮らしを楽しもう。社会とつながるためには自分からドアをたたかなければと思いました。残る人生、有意義に独身者同士が緩やかにつながることで、今を前向きに楽しめるように生活をしていきたいと思っています。
親や友人の死
2年前に母が亡くなり、仕事一筋に働いて来て、我身を振り返った時、天涯孤独と云う環境に怖さを感じました。これからは、お友達と楽しく過ごす事が出来たらと思います。
職場の50年来のお友達と、退職後も10数名で趣味、旅行にお茶会、食事会等々と楽しく過ごしておりましたが、昨年一人が病死し(2 月)、悲しみがいえぬ11月、中(なか)2日置いて(18日・21日)2人の友が亡くなりました。人生でこれ程、残酷な事があるのかと。しばらくの間、何も考える事も行動も出来ず1年が過ぎ、今は少しですが外向きに行動しなければと思っています。
友達がほしい
会社勤めが長かったので、友人も少なく、今は心淋しく思っていました。この機会に、いろいろな人と交流が出来ればと思います。
家に居がちなので、皆さんと食事したり、出かけたりしたいです。
暮らし
移住してきて六年になります。それ以前(戦前)は新宿区に暮しその後(戦後)は世田谷に居住し、その後12年間は熱海に暮らしました。
秋十月頃に早咲きの桜が咲くような所から、半年は真白な雪の世界になる北国への移住は大きな覚悟でした。長年暮らしている姪、甥が私の独り暮らしの先々を心配して招いてくれ決心しました。
その頃は実姉も元気でいましたし、最後の段階を看てあげることが出来ました。
先の馬鹿げた戦争で空襲など苦難に逢いました。終戦後、交際した人は何人かおりましたが結婚に至る人には巡り逢いませんでした。
長年、*を学び教えてきました。世田谷に居た頃はまだ子供も沢山いて、一週間はフル回転の忙しさの日々でした。現在も*地区センターで小グループに*の楽しさを学んで貰っています。又、*の研究家としてもまだ現役の役目を持っています。
教えることは自分も又学ぶ事につながり、それは生き甲斐でもありますが、今の様に思わぬ災害が何時降りかかってくるか解らない状況の中で、もしかして心の通じ合う心優しき人と巡り逢えて、語り合ったり美しい音楽に耳を傾けたり、小さな旅に出かけたり出来たらどんなにか幸せが広がる事かと思います。
私も十分優しさや誠実さを持っているつもりです。年齢からは大変厚顔な事と思いますが、幸い、私はすこぶる健康で周囲の人達からも若く見られています。
お独り様会会員様の寄稿から抜粋しています。
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