離婚するとは独身に戻るということ。一人行動が多くなったり、親の高齢化や逝去を経験したりすると、特に「一人」を痛切される方が多いようです。でも、それは誰にとっても同じであり、前向きにとらえる言葉もあります。
ここでは、独身の方の生の声から、一人行動や、親の高齢化や死に関するエピソードをご紹介します。
離婚して一人行動
30代女性
休日は1人で過ごすことが多くなっています。
40代女性
両親と同居をしています。
私は、一人っ子で子供もおりません。
望むと望まないのに限らず、将来は正真正銘の「お独り様」になるんだなぁと、ふと思う日々です。
現在は仕事を持ち、週末の休日は、元来「お独り様」を楽しむことは好きですので、のんびりと自分時間を楽しむ日々を過ごしています。
40代男性
勤務時間も休みも決まっていません。
色々な業種や年齢を問わず人と交流がしたい気持ちが有っても、なかなか機会に恵まれません。
50代女性
私は現在、54歳。もう7、8年前から1人でボウリング、カラオケと1人行動になりました。
いろんな人生に関するエッセイとかを昔から読むのが好きで、「1人で行動するのはおかしくない」どころか、ある意味では「自立している」と唱えている人はたくさんいます。
ただ、すべてどこに行くにしてもいつも1人では、世の中に遅れているような気がしてなりません。1人もいいけど、他人と接する事も大切ですよね。
50代女性
子供二人おりますが、結局独りには変わらず、寂しく思う日もございます。
50代女性
訳あって20数年連れそった主人とお別れし、子どもたちの住む地に越して来ました。
子どもたちとの生活は楽しく充実していますが、ずっとこのままでいいのかなという思いと、いずれ子どもたちがいなくなった時、1人ではちょっと淋しいかな、と考えています。
50代女性
3年前に離婚をしました。
しばらくは飼わない…と思っていた犬を今年、また飼い始め、ますます出不精になってしまっています。
60代女性
友人、知人がほとんど無く、外食するのも一人で遊びに行くのも一人というのが困ります。先日もサイクリングに出たのですが、河原でバーベキューのグループを見て、うらやましく思いました。
60代男性
昨今、新聞、テレビなどで、独り暮らし、高齢者などの様々な諸問題を目にする事が多く、寂しい思いをしています。私、会社勤めを終え、日々自由の身になり、当初はドライブ旅行、日帰り温泉などカメラ片手に走り回って自由を満喫していました。
しかし所詮は1人旅~周りは夫婦家族、カップルなど~1人旅の寂しさを感じていました。何の取り柄も趣味もなく、人との触れ合いもなく、日本語を忘れてしまいそうな日々も少なくありません。
この様な月日の中で、人との触れ合い、接触が億劫になりつつある自分に一抹の不安を感じることもあります。
70代男性
ひとり生活も、はや4年も過ぎ、2年間のパソコン教室も終了し、話し相手もなくなり、ポッカリと空いた次第です。今は趣味の油絵と、週1回のカラオケで過ごしています。最近は一人言が多くなり、何とか生き方を変えなければと反省しています。
離婚後に感じる「一人は不便」
60代女性
ドイツとイギリスに行きたいと思っています。宿泊先はそれぞれ知り合いがおりますので、 そちらを利用するつもりです。1週間から10日位の予定です。イギリスは若いころ英語留学で少し長く滞在しておりました。格安の航空券を利用しようと思っています。
今まではどこでも一人で旅行していましたが、 どなたかおひとりだけご一緒に行けたらと思っています。やはり年のせいですね。
60代女性
気が付けばほんとに一人…。一人でいる方が、少しの責任はあっても自由で…好き。趣味なども、例えば旅行も、「旅なんて一人でするものよ!」なんて…ね、言っていました、つい数年前までは。
それが、来年で仕事も終わるし…と考え始めたら、好きなことが自由にできるはずだったのに、体力の衰えが意識され、興味や関心の幅がとても狭くなっている自身の姿。旅も一人じゃ次第に味気なくなり…。
大変!時間はあっても行くところがない! お喋りしたい!
友人も遠くにいる人が多いです。夫もおらず、孫もおらず(娘はいても、私が反面教師らしく…お嫁に行く気はなさそう)、よその奥様方とでは話題が続かない。どうしようか?
60代女性
私の少ない趣味の1つに海外旅行があります。若い時は全てに余裕がなく、休暇の度に優雅に旅行する会社の同僚を羨ましく思ったものでした。一息つける様になった今、まだ元気なうちに急いで沢山、出掛けたいと思うのですが、一人旅だと楽しさも半減しますし、何より多額の追加料金を支払わなければなりません。毎月コツコツ節約して旅費を貯めているのに…友人の少ない独身女の悲哀(?)を感じる時です。
60代男性
一昨年離婚するまでは「男子厨房に入らず」の昔ながらの言い伝えを頑なに守り続け、炊飯器のスイッチひとつ押した試しもなく、また、卵焼きすら作ったこともありませんでした(ゆで卵は馬鹿な私でも一度だけ経験あり、でも殻をむくと白身も剥けた)。
60代男性
10月中旬に5日間だったが検査入院した。血液検査で数値が良くなかった為だ。誰しも、「自分が、まさか…」と思うものらしく自分も例外ではなかった。
「お独り様」のメル友には話をしたが、友人、知人には話しはしなかったので、当たり前だが、誰も病院には来ない。4人部屋で、他の患者さんには奥さん、子供さんなどが見舞いに訪れていた。入院生活は初めてではないが、やはりお独り様を多少感じたものだった。
だんだん歳をとるにつれ、こういう気持ちは強くなってゆくのだろうか。が、これは人間の避けられない問題。勉強になった。結果は問題なかった。
離婚して直面した親の高齢化や死
30代女性
今年は、久々に暦通りの休日のある仕事に就いたので、5月の連休は実家へ帰省し、お盆は御無沙汰していた墓参りと父の70歳のお祝い。「団欒」とは無縁だった私が賑やかな時を過ごせるので嬉しい。…と、思っていたけれど、父が急死して実家売却が決まり、母の転居先を探したりしているうちにお盆を迎え、独り納骨堂へ行く。相変わらずの独り行動。
40代女性
私は18年前に離婚し、娘と暮らしております。今年、娘が大学を卒業し、就職して何とか社会人の仲間入りをして、親としての役目も一段落といったところでしょうか?
母も近くに住んでおり、何とか元気にしていてくれます。が…最近ぐちが多くて、私のぐちを聞いてくれる人がいてくれたらな~と思ってしまうこの頃です。
40代女性
母が次々と色々な病気を体験(?)するので心配でたまりませんが、良い季節になっていきますので、二人で頑張って歩いていきます。
40代女性
愛犬を亡くしてから、以前に増して人のパートナーが欲しいと感じるようになりました。
ただ、母の介護でなかなか自由に出歩けません。
40代女性
年老いてきた親(父は24年前に逝去しており、母が一人でおります)のことが気掛かりです。
しかしながら、いつまでも親が生きていてくれるわけでもなく、そう考えるとこのまま一生独身も寂しいかな?と思っております。
50代男性
両親はまだ健在ではありますが、少しずつあちらこちらと治療が増えています。
自分が今まで思いついたときにしか帰省してこなかったことが、あまりに非情だったと反省しているところです。
50代男性
母親と同居しています。
すでに耳も遠く軽度の認知症ですが、家族の世話をしようと無理に頑張ってくれています。
しかし、料理はほぼ毎日同じ食材を焼くか煮るだけです。
料理はしなくていいと言っているのですが、中々聞き入れてくれません。
今、姉妹がデイケアに誘ってくれていますが、中々、一筋縄ではいきません。
もしかして、人間関係の中で家族が一番難しいのかもしれません。
60代女性
母が急死して父がひとりになりましたが、妹家族が側に居る為、父に会いに行くのは月1度、それも日帰りになりました。
毎日、心にポッカリ穴があいたとはこの事か。家の中にいて、新聞と本と会話していては淋しいままです。
食事も楽しい、おいしい物にしたい。けして量や質では無く、心が健康でなければ、体も健康にはなれないと思う日々です。
60代女性
子供は二人います。夫とは離別です。現在一人暮らしで年金生活者です。
88歳の実母が昨年、脳梗塞になり、軽かったので完治しました。二日おき位に実家へ行き、話し相手や食事を作ってきます。互いに支え合っていると感じています。
60代女性
離婚して両親の元に戻り、老いた両親の介護をしつつ仕事をして来ました。両親を見送り、ふと家族も居ない、私はひとりかと感じ、寂しい日々を過ごしています。まだ仕事もしていこうと思っています。
60代女性
昨年、夏も終り頃に母が旅立ちました。後悔は無いと思うものの、する事がゆっくりとなり、自分の老いを考えるともなく… 過ごしていますが…旅には行って来ました。
旅友の声掛けで北欧のオーロラを見に行き、観る事が出来ました(私が行きたいと希望していた)。その雄大さ、動きが脳裏を離れません。また、その時の方達のCDを見る楽しみ、感動で日々が過ぎていきます。
今年も予定がありますが…。この一年も素晴らしいものしていきたいと思います。
60代女性
約30年前位に離婚をして、両親に助けられ、二人の子供も無事独立しました。父は他界し、母は89歳で療養入院です。仕事もあと数年で退職となります。
友人も少なく、独りで旅行やレストランなど行く勇気も出ませんので、自立した老後生活の為にもお友達を作りたいです。
60代女性
私は20代で母とそりが悪く家出、結婚、出産、離婚を経験し、それ以降ずっとお独り様を通してきました。子どもが独立しても、独りは気楽で自由だと思ってきましたが、一線からリタイヤして先日母を亡くしてから、何となく、いい歳して未成熟だと感じるようになりました。
離婚後の「一人では生きていけない」思い
40代女性
お独り様歴11年のおばねえさんです。
おばねえさんとは名実共におばさんなのですが、どこかでそれを認めたくない悪あがきから生まれた言葉です(笑)。
今年の春に思いがけなく入院することになり、両親や兄弟、友人のお世話になりました(今は退院して元気に過ごしております)。
その時、私が感じた事は「人は独りでは生きて行けない」ということです。
単純ですが、健康を損なって初めて、人の優しさや温かみが身にしみて感じたのです。
子供がいなければ、誰だって孤独死する可能性はあるのです。
友人、知人の横の繋がりは、生きて行く上で必要不可欠なものであると私は思います。
40代女性
私は人付き合いがあまり好きではありません(暗い?)。
人間関係に苦しむ事が多く、傷付かない分「おひとり様」が楽なのです。
しかし、40代半ばにもなりますと今後「孤独」というテーマに向き合っていかなければなりません。
40代女性
長年病気療養してお世話していた母を自宅でみとり、1ヶ月後に父も病であっと言う間になくなりました。6年前には病気の甥っ子も看取り、気づけば40代は同居家族3人を失って、ガラッと生活が変わりました。
ふと、残りの人生を見直し、自分のために時間をとれるようになったと同時に、人との繋がりをつくって生きていきたいと痛感しています。
40代女性
あまり人と交流を持つのが好きではありません。
ひとりで静かに自分のしたい事をして、外出もひとりで気ままにするのが一番好きです。
特に、誰かと二人きりというのが一番苦手で、今まで生きてきて、二人きりがいやではなかった相手は実母と、前の夫ぐらいです(母とは、亡くなった父の分も元気でいてほしいので、なるべく二人であちらこちら出かけるようにしています。)。
そんな私なので矛盾していると思うのですが、お独り様会に興味を持ったのは、やはり、少しずつ年を取ってきて先の見えない自分の人生が不安だからだと思います。
色んな方々のお話を聞いて、自分の考え方の片寄りを是正出来ればと思います。
60代女性
人生長く生きてまいりました。それにどういうわけか健康で、まだまだ生きるような気がします。これからは思いやりのある言葉掛けや会話で幸福度が違うと思います。
一人で長く生きていると、一人よがりの考えや狭い考え方から抜け出すことができません。みなさんで分かち合い、楽しみを共有することができれば、きっともっと充実した生活ができるでしょうね。
60代女性
離婚して4年目。人間一人では生きて行けない。本当ですね。少々の仕事をしているとは言え、余る程の自由な時間、好き勝手な行動、自由人といえば自由人です。しかし、現在64才、これからの人生どう生きようか?これからまだまだと思ってはみても、間違っても若くなる事はないのです。自分の中で世界が段々小さくなっていくような気がします。
60代女性
震災におきましても、お互いの安否を気づかいあえる多くの友人も必要だと思いました。日々、誰かの事を思ったり、思われたり、人との繋がりは重要です。
60代女性
先日、66歳になりました。昨年、40年近い結婚生活にピリオドを打ちました。
今は資格取得して介護ヘルパーの仕事をしております。家賃分を働いております。息子が気をつかい、自分が飼っていた犬を連れてきて…新しい家族になりました。結婚生活で無くなりかけた自分を取り戻すべく、今、生活しています。
離婚して、一人で生活して知ったことが沢山あります。無性に話がしたくて、隣に居る人の肩と肩をたたきながら笑い合いたくて、いま飲んでいるコーヒーを誰かと飲みたくて…人の輪の中へ入りたいと思うようになりました。他人を見るたびに「楽しそう」と思う気持ちを「私も楽しい!!」にしなくちゃと思うようになりました。
介護の仕事を通して、結婚、離婚を経験した以上に人の心にある何かを学んでおります。人は一人では生きていけない、ということを実感している日々です。同じ悲しみや苦しみを持った人同士が寄り添ってどうなるの?という人がいますが、解り合えることは大事なことだと思うのです。境遇が似ていることは解り合える一歩だと…。
60代女性
一人暮らしに慣れようと頑張ってきましたが、災害などがありますととても不安になり、淋しさを共有できる方がいたらいいなぁと思うようになりました。
心を開放できる場と仲間がいたら、これからの人生を心楽しく送れるのではないかと思います。
お独り様会会員様の寄稿から抜粋しています。
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