2015年12月19日 読売新聞朝刊

「お独り様」企画で縁結び~NPO法人「エックスナビ」(札幌市)

ボランティア支援誌も発行 

※エックスナビは、NPO法人ボラナビの旧名です。

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マスコミ掲載(新聞)

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人と人との交流のきっかけを作り、支援を求めている施設・団体と市民ボランティアの間を取り持つー
札幌市のNPO法人「エックスナビ」は、そんな縁結びの活動を尽くし続ける有志の集まりだ。この11月名称を変えたばかりで、福祉関係者には旧名「ボラナビ倶楽部」の方が通りがいいだろう。

中央区のオフィスビルにある事務所を訪ねると、運営スタッフたちが企画会議を開いていた。活動の2本柱の一つ、「お独り様会」の打ち合わせで、「ボウリングをやりたいという声が多い」「バーベキューは好評だった」などと声が上がった。

「お独り様会」は、独身者の孤立や孤独をなくしていこうと2011年から始めた取り組み、年齢を問わず登録者を募って毎週1~2回、交流イベントを開いている。今は30~70歳代の男女約160人が参加している。

スタッフの高山大祐さん (43)は「婚活サークルなどはあるが、友人づくりが目的の緩やかな集まりはありそうでなかった」と人気の理由を説明する。会話が弾む和やかな交流を演出する一方で、登録者の孤独死防止のため、週1回の電話で安否確認をするサービスも行っている

NPO法人の前身のボランティア団体が誕生したのは1998年。代表を務める森田麻美子さん(43)がボランティアの募集情報を得る手段が少なすぎる現状を変えようと、情報誌の発行を思い立ったのがきっかけだった。

団体発足と同時に、企業広告や寄付金で発行費用を賄う無料誌「月刊ボラナビ」を創刊。広報に予算を割けないボランティア団体などの“求人情報”の無料掲載を始めた。

11月末で208号を数える無料誌はスーパーや公共施設など道内約1000か所に計約1万5000部が置かれ、ホームページとも連動しながらボランティア活動の活性化に一役買っている。

お独り様会や月刊誌を支えるのは、50歳代を中心とする男女15人ほどの運営スタッフ。その活動は、交流イベントの企画・運営から、インターネットを使った情報収集、紙面編集など多岐にわたる。

エックスナビという新名称には、未知数(X)とも言える「幸せの仕組み」づくりに挑戦し、時代をリードしようという思いを込めたという。

来年は新事業として、20~40歳代限定の独身交流会を本格的に始める。

高山さんは「若い人が違うねなく気持ちを伝え合う会える控えが減っている。『元気になれた』と喜ばれるような場にしたい」と張り切っている。
(槙野健)

誰でも気軽に

(運営スタッフ・村上千恵子への質問)

—誰でも参加できますか。
「会員(運営スタッフ)は月刊誌の編集や配達、イベントの調整といろいろな作業をしますが、難しいことはないですし、必要な資格もありません。市民活動やボランティアで最初の一歩を踏み出したいと思っている人に是非参加してもらいたいです」

どういうところにやりがいを感じますか。
「地味な活動ですが、人と人を繋げているという実感を得られる点です」

お独り様会はどんな集まりですか
「野外散策やカラオケ、飲み会などさまざまな『オフ会』を開いて交流を楽しみます。20歳以上で独身なら誰でも気軽に参加できる会で、月会費は1980円。入会金はありません。詳細はホームページを見ていただくか、電話でお問い合わせください」