朝日新聞出版AERA(2024年12月16日発売)で紹介されました。

2002年12月15日 朝日新聞朝刊

目次

ネットにごちボラ

ごちそう食べてボランティアに協力しませんかー。 札幌市のNPO(非営利組織)法人「ボラナビ倶楽部」(森田麻美子代表)は、道内の「おいしい物」を販売し、代金の一部を市民団体に寄付するインターネット上のショッピングモール「ごちボラ」を開設した。道内の企業と市民団体とを結ぶ地域密着の仕組みは全国でも珍しいという。

商品は茶葉クッキーなどの菓子やハムの詰め合わせ、イクラやウニ、毛ガニなどの海産物や野菜など、7社が出品した21品目。2千円、3千円、5千円の3種類がある。

インターネット上で商品を選んで申し込み、同倶楽部から送られてくる払込票をつかってコンビニで入金。寄付金は企業が持つ。インターネット上への出店を無料とするかわりに、代金の5%を寄付してもらうシステムで、経済産業省の「市民活動活性化モデル事業」に選ばれた。

地元運送会社の協力で、道外どこへ送るのも送料500円。道内送料は料金に含まれている。

寄付対象の団体は審査を通った約100団体。ネット上で寄付したい団体を選べるほか、福祉、環境、教育、まちづくり、文化など9分野から好きな分野を指定することもできる。

「販路に苦しんでいる生産者、おいしく安全な食品を求めている消費者、収入不足に悩む市民団体の3者の橋渡しをしたかった」と代表の森田さん。

(2002年12月15日 朝日新聞朝刊)

目次