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ボランティア支援します〜札幌の団体フリーペーパー発刊へ
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札幌の青年たちが8月、市民団体の催しやボランティア募集のニュースを集めたフリーペーパー(無料情報誌)を発刊する。名称は「月刊ボラナビ(ボランティアナビゲーション=水先案内=の略)」。道内初の試みといい、市民団体の広報活動の支援が目的だ。
発行元は「ボラナビ倶楽部」(森田麻美子代表(26)、14人)。森田代表は、放送局勤務を経て、今年4月から身障者介護などのボランティアを体験。各団体の担当者が、PRのため毎回数百枚のビラを刷って配る苦労を間近に見てきた。
NPO(非営利組織)法の今年12月施行などの動きにも合わせ、市民情報を紹介する専門誌を発行しようと、仲間や母校北大の学生に呼びかけて同倶楽部を5月に旗揚げした。 月刊ボラナビは、B5判で16ページ、毎月25日に1万部発行する。翌月に行われる、募集や催しの情報約30件余りを掲載する。
掲載は無料だが、1号につき1万円の協賛金を寄せてくれた個人や団体の名前を載せる。当面は札幌市内と近郊の大学や専門学校、コンビニエンスストアなどに置く予定だ。 テスト版がこのほど、できあがり、メンバーは配布先の確保に懸命、森田代表は「さまざまなボランティアや市民活動に弾みをつけるのに役立てたい」と意欲を燃やしている。
(1998年7月14日 北海道新聞夕刊)