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2022年11月23日 北海道新聞朝刊(札幌市内版)

「みんぐる」の第一回目Zoom交流会の様子などを北海道新聞社様が取材し記事にしてくださいました。

目次

孤立防ぐオンラインサロン 札幌のNPOが開設

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みんぐる

語らい悩み分かち合う会員制

札幌のNPO法人ボラナビが今月、居住地や年齢などを問わない会員制オンラインサロン「みんぐる」を立ち上げた。
会員は新型コロナウィルス禍を機に浸透したオンラインツールを活用し、月1回の全体会や個別連絡で交流する。
孤立を深めている人の仲間づくりの機会とし、身近な人に話せない悩みを分かち合う場にしてもらう。(阿部里子)

「仕事漬けの中、介護していた母が亡くなり急に孤独になった。気付けば友人は手の届かない存在になってしまった」。
5日に初めて開かれた、みんぐるの交流会。オンライン上でハンドルネーム「ゆりかもめ」を名乗る京都府の女性(64)は自己紹介でこう話した。

交流会には道内や東京、大阪、福井などから計12人が参加。「営業職だが、コロナで在宅勤務となり体調を崩した」「人と話すのが苦手で部屋にこもることが増えた」。会員は自らの近況を率直に語った。

みんぐるは英語で「人々の中に混じって歓談する」の意味。
会員数は現在約40人。東北や関東、関西など全国に会員がおり、道内は全体の3割ほど。
入会は18歳以上で、自己紹介文(800~1400字)の提出が条件。会員は全員匿名だ。
紹介文はホームページで公開している。

交流会は第1土曜午前に会議システム「Zoom(ズーム)」で行い、顔合わせができる。
進行はボラナビの事務局が担う。ビジネス向けオンラインチャット「スラック」も並行して活用。
専用チャンネルを設け、会員同士が個別に連絡を取れるようにした。

ボランティア情報誌を発行してきたボラナビは2011年から、独身者同士の会員制組織「お独り様会」を札幌や東京で行い、21年度までに延べ約1万2千人が交流した。
会場が遠くて参加が難しい人がいたため、オンライン開催を模索していた。

ボラナビ代表の森田麻美子さん(50)は「思ったことを安心して話し、共感し合える場にしたい」と話している。
問い合わせはボラナビ、電話080・7410・9684(火、木、土曜日午前10時~午後1時)へ。

写真説明
会員制オンラインサロン「みんぐる」の交流会。会員12人が事務局スタッフ(右)らの進行で近況を語った。=5日(写真を一部加工しています)

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