イリイ株式会社様のサイトで、NPO法人ボラナビ倶楽部がインターネットモールサイト(BIG WebShopping)で立ち上げた「ごちボラ」が紹介されました。
NPO法人 ボラナビ倶楽部(代表 森田 麻美子さん)がBIG WebShoppingで立ち上げたインターネットモールサイト「ごちボラ」は、北海道産のイクラ・ウニなどの生鮮食品やお菓子などを購入すると、購入金額の5%が市民団体に寄付される、おいしいものを食べながら「いいこと」もできる嬉しいしくみ。
寄付先は、まちづくり、福祉、国際協力、環境保全などのカテゴリ別 約100団体から選択でき、自分の募金がどの分野で役に立つのか想像しやすくもあります。
業務フローは以下のとおり。注文者側は、通常のインターネットショッピングと同様に買い物をし、郵送されてくるコンビニ振込用紙で振込みをすれば数日後に商品が届き、同時に希望NPO団体への寄付も完了というシンプルな処理。
しかし内部的には、ウェルネットのコンビニ決済用ソフト「コンペイ君」を利用した入金消し込み処理、運送会社への集荷依頼用csvデータ送信、各団体への募金の振り分けなどの複雑な処理を一元化した大掛かりなシステムとなっています。
ボラナビ倶楽部では、2001年9月よりインターネット募金サイト「ねっとぼ金」を運営しており、130万円以上の募金が集まりました。
しかし、アクセスが伸び悩み、新しい企画として地元北海道の物産を販売し、かつボランティアに役立つインターネットショッピングサイトの構築を考え始めました。
ごちボラのオープンは2002年12月。オープン間もないこともあり、現在の出店企業数は地元企業8社。「これから、ポスターや商品カタログなどをNPO法人約20団体に配布し、協力して本格的にPRを始めていくつもりです。
北海道産の、安全な食品販売に実績のある地元企業に新たに出店してもらい、取扱商品を充実させるのが目下の課題です。」と、森田さん。不特定多数への大々的なPRというよりも、NPOを応援してくれる人をターゲットとしているようです。
一般的なモールサイトとの差別化を図るため、ごちボラでは出店料無料。
その代わり、5%の募金は出店企業が負担します。
出店企業・購入者とも気軽に、しかも有意義に参加できるこのモールは、経済産業省の「市民活動活性化モデル事業」に選ばれました。
また、世界的にも画期的なサービスとして注目を集めています。
2003年1月14日、出店企業やシステム会社など関連企業が集まりミーティングが行われ、システム上の問題点や出店社からの要望、運営方針などが話し合われました。
出店社である有限会社 サンキットは、北海道新聞に掲載されたごちボラオープンの記事を見て、もともと環境保全に興味があったことからその主旨に賛同、取締役部長である三井さん自ら連絡をし出店の運びとなりました。
取扱商品は北海道産の小麦粉と北海道産の白樺の葉を焙煎して創りあげたこだわりのクッキーや北海道産の牛乳を使ったアイスなど。
出店料を取らないごちボラは、バナー広告の掲載費のみで運営されています。
環境保全や災害救援など、何かしなくては!という焦燥感を抱かれている皆さん、まずは気軽に、おいしく出来るボランティアから始めてみてはいかがでしょう。