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2017年11月7日 毎日新聞朝刊

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高齢者の孤独死防止~札幌のNPO安否確認サービス開始

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2017年11月7日 毎日新聞

専用電話に週1回連絡

孤独死が社会問題化する中、独身者の交流組織などを運営する札幌市のNPO 法人「ボラナビ」(森田麻美子代表理事)が、1人暮らしの高齢者等の安否を確認するサービスを開始した。利用は無料。独身で周辺に迷惑をかけることを心配する高齢者も多く、ボラナビは「普段の安心感を高めるためにも気軽に気軽に利用して欲しい」と呼びかけている。

利用者は週1回専用電話に連絡し、着信を残す。職員が毎週着信を確認し、一週間以上電話がない場合は、事前に登録してある利用者の家族らに連絡し、家族らが直接利用者の安否を確認する。家族以外では、友人やアパートの大家、民生委員らも登録できる。

ボラナビが2011年から開始した独身者の交流事業で、60歳代の男性会員と連絡が取れなくなったことを受け、13年から会員を対象に着信を確認するサービスを開始。今夏から日本郵便の助成金を受け、一般向けにサービスを拡大した。全国で利用できる。

連絡が週1回のため、完全に防ぐことはできないが、利用者や周辺が安心感を得られるメリットが大きいという。スタッフの高山大祐さんは「仕事のため高齢の親と離れて暮らす子供や、町内の1人暮らしの高齢者の安否が気になる住民がサービスを紹介するだけでも、当事者にとっては力強いのではないか」と話す。

申し込みや問い合わせはホームページか電話011・242・2042(火曜・木曜・土曜日の午前10時から午後1時)
【田所柳子】

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