「ボラナビの集い」と「ボラナビカフェ」とは
お独り様会は2011年にスタートしましたが、弊社NPO法人ボラナビは、その前に計12年間、人々が交流する機会を毎月設けていました。その経験がお独り様会発案のきっかけとなっています。
名称 | 開催期間 | 内容 | 参加者数など |
ボラナビの集い | 1999年3月~2006年2月 | フリーペーパー「月刊ボラナビ」に掲載させていただいた市民活動家のお話をお聞きするもの | 参加者数未記録 |
ボラナビカフェ | 2006年3月~2013年3月 |
参加者全員が話して聞きあうもの |
のべ参加者数856人。一人当たり平均参加回数2.19回。リピート率32.8%。 |
ボラナビの集いについて
弊社はもともと、北海道・札幌市のボランティアニーズのマッチングを目的としたフリーペーパー「月刊ボラナビ」を1998年8月に創刊し、毎月発行を続けていました。
創刊の翌年から、掲載している市民団体の活動家(代表者など)と読者の皆さんがお話できる「ボラナビの集い」を毎月開催しました。
NPO の法律(特定非営利活動促進法)ができたのは1998年。まだ NPO という言葉は馴染みがありませんでした。 ボラナビの集いで、各市民団体の PR や、市民の方々が市民活動に参画するきっかけをつくりたいと思ったためです。
ボラナビカフェについて
前述のボラナビの集いを2006年まで続けた後、参加者全員が話して聞きあう「ボラナビカフェ」に名称と内容を変更しました。
市民団体の方のお話を聞くスタイルだと、聴衆は受け身となりがちで、話を聞いた衝撃や感想、思いを共有し、形にする機会が失われていると感じたためです。
ボラナビカフェは、毎月一回、札幌の弊社事務所内の会議室で開きました。土曜の日中に90分程度、おしゃべりをしたい市民が5〜15人集まり、お茶菓子と共にひと時を過ごす催しです。プログラムは、1人ずつの自己紹介の後、その自己紹介から出た話題などをもとにみんなでおしゃべりをするというものでした。
最後の2年間は、お独り様会と並行運営でした。法人規模も考えお独り様会に集約した次第です。
NPOな人
当初、ボラナビの集いとして、市民活動をする方に活動を始めたきっかけや生い立ちをお話ししていただいていた時に、市民活動を精力的に進める人のエネルギーの源になっている背景に対して、人々の関心は高いと分かりました。そこで、フリーペーパー「月刊ボラナビ」で2007年から「NPOな人」として市民活動家の方の個人的な生い立ちやエピソードを寄稿していただくコーナーを始めました。
お独り様会を始めたきっかけ
ボラナビカフェのある開催時、前月に続いて参加された高齢の女性がいました。彼女は自己紹介の時に「人と話すのは前回、参加した時以来」とおっしゃったのです。「1ヵ月間人と話していない」という事実に、私もスタッフも衝撃を受け、新事業・お独り様会の発想につながりました。
まとめ
ボラナビの集いや、ボラナビカフェをご愛顧いただきありがとうございました。この度、23年間(1998年~2021年)発行を続けたボランティアニーズのマッチングを目的としたフリーペーパー「月刊ボラナビ」を廃刊し、サイトをお独り様会に集約することになったため、思い出を書かせていただきました。