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高齢化社会の現状まとめ(2021年)~年々増加する一人暮らし割合、孤独死に対する意識など

高齢化社会イメージ

内閣府はこのほど、令和3年版(2021年版)「高齢社会白書」を発表しました。

それによると、高齢化率の割合や、それに伴う一人暮らしの増加傾向は依然として続いています。

また、孤独死に対する高齢者の意識や近所付き合いの程度などについての調査結果も記載されています。

「高齢社会白書」を元に高齢化や一人暮らしの現状等についてまとめました。

目次

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上昇を続ける高齢化率~2036年には3人に1人が高齢者の超高齢化社会

高齢化率の推移

高齢社会白書
出典 : 高齢社会白書(令和3年版)

2020年現在、日本の総人口は1億2,571万人のうち65歳以上の人口は3,619万人で、高齢化率は28.8%となっています。

65歳以上人口のうち、「65~74歳人口」は1,747万人で総人口に占める割合は13.9%。
「75歳以上人口」は1,872万人で、総人口に占める割合は14.9%と、65~74歳人口を上回っています。

日本の65歳以上人口は、1950年には総人口の5%に満たなかったですが、1970に7%を超え、1994年には14%を超えました。

高齢化率はその後も上昇を続け、2020年10月1日現在、28.8%に達しています。

2017年に国立社会保障・人口問題研究所が公表した「日本の将来推計人口」における出生中位・死亡中位推計結果によると、日本の人口減少傾向と、高齢者の増加傾向により、将来も高齢化率がますます増加すると予測されています。

2036年は33.3%で3人に1人が高齢者(65歳以上)となり、2042年以降は高齢化人口が減少に転じるが、高齢化率は上昇を続け、2047年には38.4%に達して、国民の約2.6人に1人が65歳以上となる社会が到来すると推計されています。

増加する高齢者の一人暮らし

65歳以上人口に占める一人暮らしの割合

高齢社会白書
出典 : 高齢社会白書(令和3年版)

65歳以上の一人暮らしの数は男女ともに増加傾向にあります。
一人暮らしの数は、2015年は男性約192万人、女性約400万人。
65歳以上人口に占める割合は男性13.3%、女性21.1%。

1980年の65歳以上の一人暮らしの数は男性約19万人、女性約69万人で、65歳以上人口に占める割合は男性4.3%、女性11.2%でしたが、その後、年々増加しています。

常に女性の割合が高いですが、平均寿命の高さを反映していると思われます。

一人暮らしの高齢者は孤独死を身近な問題として感じる人が多い

孤独死(孤立死)とは
主に一人暮らしの人が誰にも看取られることなく亡くなって、長期間気づかれないことを指します。

孤独死を身近な問題と感じる人の割合

高齢社会白書
出典 : 高齢社会白書(令和3年版)

孤独死を身近な問題と感じている人(「とても感じる」と「まあ感じる」の合計)の割合は、60歳以上で34%。
一人暮らしの60歳以上の人で、身近な問題と感じる人の割合は、50.8%と5割を超えています。

孤独死を身近な問題と感じている高齢者の割合は、夫婦のみの世帯は31.1%、2世代・3世代の世帯は31.5%となっており、一人暮らし世帯と比較すると低くなっています。

東京の一人暮らしの死亡者数は年々増加

東京23区内における一人暮らしで65歳以上の人の自宅での死亡者数

高齢社会白書
出典 : 高齢社会白書(令和3年版)

死因不明の急性死や事故で亡くなった人の検案、解剖を行っている東京都監察医務院が公表しているデータによると、東京23区内における一人暮らしで65歳以上の人の自宅での死亡者数は、2019年に3,936人。
2011年の2,618人以降、毎年増加しています。

単身世帯の近所付き合いは男女差が顕著

近所の人との付き合いの程度

高齢社会白書
出典 : 高齢社会白書(令和3年版)

65歳以上の人の近所の人とのつきあいの程度を世帯タイプ別に見ると、付合いの薄い割合(「あいさつする程度」「つきああいはほとんどない」の合計)は、女性の場合、単身世帯が一番多く37%ですが、夫婦のみ世帯31.7%、二世代世帯36.7%、三世代世帯34.6%と、それほど大きな差はありません。

これに対して、男性の場合は、単身世帯が65.7%と女性と比べて割合が高く、単身以外の夫婦のみ世帯44.1%、二世代世帯49.1%、三世代世帯40%と比較しても、差が大きいです。

高齢者の近所付き合いは、男性は女性と比べて付合いの薄い割合が高く、単身だとその傾向がより顕著となっています。

高齢者の近所付き合いの国際比較

近所の人との付き合い方(複数回答)

近所づきあい国際比較
出典 : 高齢社会白書(令和3年版)

4か国の60歳以上の人に、ふだん、近所の人とは、どのような付き合いをしているか質問した結果、日本はアメリカ、ドイツ、スウェーデンと比べて、相談ごとや助け合いといった付合いは薄いという回答となりました。

日本とスウェーデンは「外でちょっと立ち話をする程度」(日本64.7%、スウェーデン88.5%)、アメリカは「相談ごとがあったとき、相談したり、相談されたりする」(42.1%)、ドイツは「お茶や食事を一緒にする」(46.3%)
とした回答割合が最も高くなっています。

「相談ごとがあった時、相談したり、相談されたりする」と回答した割合は、高い順に、ドイツ45.1%(48.3%)、アメリカ42.1%(28.3%)、スウェーデン26.3%(31.2%)、日本20.0%(18.6%)
となっています。

また「病気の時に助け合う」と回答した割合は、高い順に、アメリカ38.9%(27.0%)、ドイツ30.1%(31.9%)、スウェーデン8.9%(16.9%)、日本5.0%(5.9%)となっており、いずれも日本の割合が最も低くなっています。

まとめ

日本は世界で最も社会の高齢化が進んでいる国ですが、同時に単独世帯も年々増加しています。

近所付き合いのデータにも表れているように、単独世帯、特に男性が周囲との付き合いが少ないという傾向があるので、孤立化を防ぐためには、当事者の意識とともに、つながりを持つための仕組みや取り組みの必要性も増しているように思います。

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