配偶者との死別から前向きに

配偶者との死別から前向きになろうと心掛けていらっしゃる方々の寄稿をご紹介します。
周囲の優しさ、考えていらっしゃること、前向きに心掛けていらっしゃることなどが書かれています。

周囲の優しさ

50代女性
ボランティア団体に十数年前から所属しています。毎年、共に踊り、また普及のために福祉施設や外国の人たちと一緒に踊ったりなどのボランティア活動をしています。顔を合わすのは年に数回くらいです。個人的に親しくお付き合いをしている訳ではありませんが、みんな仲良しで笑い声が絶えることがありません。

夫が亡くなり踊る気力もなくなった時、「いつまでも待っているからね。」と言ってもらい、翌年は何とか踊れるようになりましたが、以前のような明るい笑顔にはなれないでいました。そんな私を温かく受け入れてくれ、やっと、笑顔を取り戻した私のことを皆はとても喜んでくれました。

そんな時、会から私に一つののし袋がプレゼントされました。「笑顔賞」と書いてあったのです。

夫が亡くなったことも、こんなに優しくしてもらったことも、私の人生に必要なことだったのかも知れません。いっぱい泣いた分、いっぱい笑うといいのです。

50代女性
夫を亡くした翌年から、介護の仕事を始めて、今年丸6年になります。47歳という妙齢?でしたので、自分の物覚えの悪さと記憶力の低下で、仕事を覚えることは、とても大変でした。

最初は何か1つ良い事をしてみようとか、お年寄りを助けようとか、そんな気持ちで始めたのですが、今振り返ると、身体の不自由なお年寄りに助けられていたのは、私のほうでした。夫を亡くした悲しみを充分理解している方が多く、いつの間にか私の悲しみを包み込んで、救いあげられていたように思います。

私の介護の信念は、利用者さんにお世辞を言ったり嘘を言ったりしない事です。認知の重度の方でも、流石に長年生きてきただけあって、私達が信頼のおける者なのかを常に見ていて見破るからです。

一度、ミスをしてしまい、先輩に注意をされたことがありました。それを見ていた、認知の利用者さんが、「貴方のことは私が守ってあげるから、大丈夫」と言ってくれた時は涙が出そうになりました。人と人が繋がっていくということは、片方だけがお世話に成っているのではなく、多面的にみると私も支えてもらっていることに気づかされたりします。

私は銀行とか書店とかの仕事に就いていましたが、介護の仕事が一番自分らしくいられると感じています。仕事は、きれいなものでもないし体力も必要ですが、私は、もしかしたら明日は会えなくなってしまうかもしれないんだなと思いながら、利用者さんたちと悔いなく楽しんで過ごしています。何事も楽しんで過ごせるよう、頑張って参りましょうか。

50代女性
私の事を考えてくれる友は有り難い事に沢山いてくれます。本当にどれだけ助けてもらった事か。振り返ればいつも寄り添ってくれる友、泣いてくれる友、励まし笑わせてくれる友、支えてくれる友、どれだけの感謝をしても感謝しつくせません。病気にもならずここまでこられたのは皆のお蔭です。

ただ年月が経って来ると無性に悲しく。季節のせいなのでしょうか?涙が止まらなくなります。

50代女性
主人を亡くし9年目になろうとしています。当時、PTAや町内会、子供のサークルの役員をしていて、そこで知り合った方々に助けていただきました。また同じ住まいの方や管理人さんにも見守っていただき、過ごしてこられました。

50代男性
誰かを思いやる優しい言葉に触れた時、人は天使の息吹を感じます。
真の力強い言葉に触れた時、人は魂の奥底から湧いてくる勇気を感じます。
良き言葉は善き言葉であり、自分を変えてくれる優しさと強さがあります。
苦しい時や辛い時に出逢った言葉は一生の宝物ですね。

ときに、言葉で…癒される事があります。
ほっとできる事があります。
心が落ち着く事があります。
がんばろうと思う事があります。
涙が落ちる事もあります。
やさしい気持ちになる事があります。
言葉はチカラなのだと思います。

そんな言葉を受け取れるように、いつも心を開いていたいと思っています。
そして、いつか自分の「言の葉」がたくさんの人に舞い降りて、勇気や優しさを感じてもらえたら幸せです。

60代女性
主人を亡くして4年半経ちました。子供達も独立しているので、犬と一緒の一人暮らしです。

この間、色々な友達、近所の人達、皆さんに助けられ、支えられて来ました。少し落ち着いて自分をみつめ直し、新しい生き方を探すことに…。そのためには身近な友達とは違う新しい出会いを求めています。

60代男性
きちんと自分の心を自己分析しないまま、時間が過ぎるのを待っていましたが、前を向く為には、セルフグリーフケアが必要なことに気がつきました。それも、周りの人たちのおかげだなと感謝しています。

思うこと

50代女性
本当に突然に…。夫と死別してじきに4年。無我夢中で毎日を過ごし、最近ようやく自分自身のことを考えられるようになりました。友人知人には幸い恵まれてはいますが、やはり何となく閉じた暮らしをしてしまいがち。

50代男性
亡妻と愛犬の遺骨を粉骨化してきました。これで、いつでも散骨することができます。

あとは、散骨を希望する場所が可能かどうかの問題です。

海外では火葬を選択すると「遺灰」の状態になるようですが、わが国では集骨しやすいよう如何にきれいに骨の状態に残すかに火葬炉設計に腐心しているかのような。

遺族が遺骨か遺灰かを選択できるように願いたいものです。

前職場の後任者への引き継ぎ勤務も4月でほぼ終了し、これからは夢にまで見た「毎日が日曜日」です。お財布の中は「毎日が空席あり」ですが。

50代男性
今まで気付かなかった事に、ふとした瞬間に気付く事があります。
禅の世界では、気付きの瞬間を「禅機」と云います。
苦しい修行の後に訪れる、平穏で心が解放された静寂の時間にそれがやってくるそうです。
「気付き」には、天啓のようなタイミングがあるのですね。

お独り様の中には、つらい経験をされた方がたくさんいます。
まるで、禅の修行の如く、辛く苦しい時期があり、やっと乗り越えて今があります。
私もそのひとりです。いくつもの山を越え、ほっと一息。

やっと、気付けるようになったのですね。
当たり前の日常が、たくさんの人に支えられている事に。
生きているのではなくて、生かされている事に。
豪華な花のデコレーションよりも、可憐に咲く一輪の花の美しさに。
鳥のさえずりが自然と調和した極上のハーモニーだという事に。
夜が透き通るように美しい事も。
見えるはずの物、聴こえるはずの音、感じるはずの人の優しさに気付けなかった時、心を閉ざしていたのですね。

何気ない一言や、何度も読んでいるはずの本の一文に気付かされています。
今やっと、気付きの時期を迎える事ができました。
気付きとは、理解する事であり、感謝する事なのですね。

60代女性
夫と死別してから10年が過ぎ、当初は自分の人生も終わったものと思い生活していました。70才目前の今、当時の苦しい、悲しい気持ちから解放され、果たしてこれで人生終わるのかな、終わっていいのかなと考えます。

スポーツクラブに通い、少しの読書をし、家族とも普通に暮らしていますが、何か満たされない日々を送っている様な気がします。

亡き夫の存在を改めて感じる今日この頃です。

60代男性
老境に入った今だから思うところですが、つくづく人生にはストーリーはないということです。「事実は小説より奇なり」。過去、素敵なドラマや、恐ろしいサスペンスもいろいろありましたが、メロドラマよりも恐ろしいほうが脳裏にたくさん焼きつく為か、そればかりの人生だったような気がします。

私は、妻に2度も死別にあったという男です(もちろん別々の女性です)。自身も病気で15~20歳まで生死をさまよったあげくに、奇跡的に完治はしました。でも、青春時代の5年間は長くて大変に辛く、悲しいものでした。その後も、色々な出来事に出会うたび、後遺症を引きずっているような状況です。

ある、有名な男性芸能人がいった言葉で、人生とは「10%の幸と、90%の苦である」という話。私も全くの同感です。

残り少ない人生ですが、私の精神的モットーでありますが、何事においても、自分が選択した結果に後悔はしないこと。そして、選択に迷いが生じたら、GO!で行く。今後もこれに徹して生きていくつもりです。

70代男性
独り者なので死んだ時に迷惑になるのではないかと思い、連絡網があればと思っています。

人は長生きしなければならない、そして長生きした人間がするのがボランティアであると考えています。

70代男性
妻と死別しちょうど2年半となります。そろそろ先々の事も考え、何か行動したいと思います。今はまだ元気ですが、子供達も近くにおらず、将来安否確認も必要です。

70代男性
妻が病気のため死亡。バリアフリーの家を新築したのですが残念ながら亡くなり、現在は一人で住んでいる。

70代男性
定年を迎え、子供は出来なかったので、これからの余生をどう生きるか妻と相談の結果、若い頃から人生の楽園を森の中に求めたい夢があったため、私の我を通して*町の山麓に移住。夢が叶い、谷川のせせらぎを利用する水車をこしらえたりのアウトドア、車をキャンピングカーに自作改造して温泉巡りやオートキャンプなど趣味三昧の毎日で人生の楽園を謳歌していました。

しかし、わずか7年後に、健康体を誇示していた妻が突然のくも膜下出血で急死。奈落の底に落ちるが如く、哀れな独居老人と化しました。

時は流れ、それからさらに7年現在では立ち直り、特に好きな車旅行を車中泊で温泉巡り、オートキャンプの独り旅を楽しんで?います。しかし、如何せん楽しんでいるとは言いながら、独り身の侘しさは筆舌に尽くし難いものがあります。好き好んで森の中に移り住んだとは言いながら、男ヤモメには酷な余生です。

森の中なので薪が豊富です。今も赤々と燃える暖炉の前で書いていますが、いつまで続けられるやら…。

前向きに

死別から前向きイメージ

50代女性
主人を亡くしてから、精一杯頑張ってきました。

最初は引きこもりの生活でしたが、このままではいけない、自分で行動できるようにならなければと目標を持ち、映画を観に行くことから始め、今は山登りや旅行も楽しんでいます。

仕事をして、休日は家の事や、生活を維持するためのいろんなことをしています。

先日の休日には庭のサクランボの消毒をしました。

「お前は行動的で前向き」と、自分を励まし褒めました。

50代女性
何かをやり終えると、ふと夫のいない寂しさに襲われることがあります。

我が子がいても連れ合いがいない。「お独り様」と呼ばれることの悲しさや孤独を感ずることもありますが、天からいただいた自由です。

自分がやりたいと思うことは何でもチャレンジしよう。

夫が生きることのできなかった60代を有意義に、そして楽しまなくては…。

50代女性
私には何も残っていません。悲しみと生きているのか死んでいるのか、この宙をふわふわと、さまよっている抜け殻の私でした。

しかし、私は生かされていました。私は生きている、そう気がついたのです。春を迎えている。彼は私を生かしてくれたのだと…。私は、これから自分らしく生きていかなくてはと思えるようになりました。私は、ここからスタートします。本当にご苦労様でした。今も愛しています。ありがとう、あなた。

50代女性
まだ時々涙がこぼれますが、いつまでも彼に心配をかけないよう、少し前向きになろうと思います。夫は私の周りにたくさんの幸せの種を残してくれていますから。

50代女性
夫と死別後、やっと前を向いて一人の人生を楽しんで生きて行こう!!と思うようになれました。

50代女性
主人を突然死で亡くしました。前向きな気持ちで、いろいろなことを楽しみたいです。

50代女性
3年前、夫に先立たれました。現在子供と二人暮らし。これからの人生を楽しみたい、男女の友達がほしい…と、最近前向きに考えるようになりました。

50代女性
カラオケ・野球の応援・パークゴルフ・旅行、全て夫と一緒だったから、1人になった時どこにも行けず、家の中にいた。可愛がっていた犬も亡くなった時は、半端なく落ちこんだ。

きっかけになったのは、大好きだった歌手のコンサートに行った事。会場全体が昔に戻って、 一人で行ったのに周りの人と楽しく過ごしてきた。

50代女性
主人が亡くなって20年以上経ち、大病を患い、療養生活も経験した今、主人との思い出に生きる(過去にばかり生きる)のは止め、ようやく前向きに生きる気持ちになりました。

療養生活中に友人2人が病気であいついで亡くなり、寂しい思いをしていたのも一因です。

50代女性
とても心に残っている文があります。それは「無念の想いで先に逝ってしまった人の分まで、残された人は生き抜いていかなければならない。」まさに私へ課されたことだと思いました。

もう10年になるのに、こんなにはっきり文章になるとあらためて気づかされました。

50代男性
妻が亡くなって早七年以上過ぎました。

その後もいろんなことがありました。親の死、子供の教育のこと、仕事の厳しさ、健康のことなど盛りだくさん。

今、やっと落ち着いて一段落です。それこそ嵐のようでした。

これらの経験は、つらいことばかりだったけれど、過ぎ去ってみれば、私自身を形作っている一部のような気がしています。

「寒さにふるえた者ほど 太陽の暖かさを感じる 人生の悩みをくぐった者ほど 生命の尊さを知る」 (W.ホイットマン)

最近目に留まったことば、感銘を受けた言葉です。この詩がこころの中にしみわたり、痛いほど良く分かります。おこがましいようですが、以前よりも人の気持ちが良く分かるような気もしています。

50代男性
過去の苦しみや辛さは時間とともに薄れていきますが、決して消えたりはしません。それでも、日々をたんたんと過ごしていくしかないのです。

先人の言葉に「人生には大きな幸せが、そんなに多くあるとは思えません。だから、身の回りにある小さな幸せをたくさん拾い集めて、大きな幸せにしていきましょう」とあります。

毎日の生活の中で、ちょっとした楽しみを見つけ、ほほ笑む事ができたらとても幸せですね。ささやかな事で幸せを感じる、そんな心の習慣を身につけたいですね。

50代男性
通り過ぎるだけのいつもの道。
毎日、通る道にあった可憐な花。
見ようとしなければ見えてこない。
いつもそこにあったのに…。

いつも接している人の本当の姿。
ふと見せる優しさ、想いやり。
感じようとしなければ感じてこない。
ずっと同じだったのに…。

川のせせらぎと鳥の声。
心安らぐハーモニー。
聴こうとしなければ聞こえてこない。
いつも変わらずに奏でていたのに…。

何も見えない、感じない、聴こえない。
それは、見ようとしなかったから。
感じようとしなかったから。
聴こうとしなかったから。
いつもそこにあったのに。

やっと気づいた。
気づいて良かった。
気づけた事に感謝です。
やっと、心が感じられるようになりました。
優しく、そして暖かい魂に触れた時、やっと心の雪が解けました。

春はもうすぐやってきます。
みなさんの心にも、大地にも。

60代女性
死別13年目に成り、日々、毎日手さぐりで生きている状態です。目標を見つけ出す事も出来ず、挫折の毎日でした。

人間は1人では生きて行けない。必ずや誰かに支えられて生きている。であれば、キズのなめ合いじゃなく、前向きに生きていける仲間創りの輪が出来たら幸せなのにと思うようになりました。“皆んな幸せになあれ”が私の合言葉です!

60代女性
友人は離婚して20年。長年一人で「嫌いなダンナと別れて、せいせいしている。のんびりしているよ」と言って笑っています。

しかし、私のように子どものいない人と、一人でも実子のいる人は、同じ一人でも微妙に行き違った心があると見えて、心の底まではわかりません。

私は孤独感から脱しない限り、今後の人生も危い感じになっています。

元来、元気で行動的な婆さんでしたのに、主人が亡くなっただけでどうなるか不安。

私より年上で元気な人は沢山いると思います。そんな人達に逢って、自分なりの元気をとり戻したいです。そして、自分が力を取り戻したら、誰かのために力になりたいです。

虫のいい話ですが、人の輪に入ってこれからのエネルギーをもらいたいです。

60代女性
夫とは死別の60代の女性です。幸い健康には恵まれ、今は一人で頑張っています。

60代女性
私が単身赴任までして20年働いて、夫が定年になり、楽しい第2の人生なんて思っていた矢先、夫がガンにとりつかれてあっけない別れとなり、本当に悲しい日々でありました。でも、止まぬ雨はないと言いまして、小降りになったようです。これからの人生、前向きにと考えるようになりました。

60代女性
3年前に夫を、先月ペットのネコを亡くしました。本当の独りになってしまいました。仕事のことなどで、喜び寂しさを話すことがかなわなくなってしまいました。この頃「生きる」意味さえわからなくなることさえあります。情けないですね(笑)。

一人は自由ではありますけど、その何倍も寂しさがあることを初めて知りました。まずは前に進まないことには結果が出ませんものね。

60代女性
父は早く他界。夫も亡くなり、私が母の介護に通い出して9年になります。その時々で色んな事にぶつかる度、ああ、これも、あれも勉強、勉強といいきかせております。自分の老後の行く末と例えております。

60代男性
4年前に定年をむかえ、まもなく妻が急逝。

第2の人生も来年4月に終わるため、余生の生活を考えてみようかと思います。

60代男性
死別7年目で心の整理がつきました。残りの人生をアクティブに送りたいと思います。

60代男性
私の笑顔が あなたを 笑顔に
あなたの笑顔が 誰かの笑顔に
幸せは 感謝の 積み重ね
ありがとうの先に 笑顔が 生まれる

60代男性
健康管理は大事ですね。

今まで、私も妻もお互い健康で特に悪いところはなく、病気は他人ごとと思い、余り気にしていませんでした。しかし、妻が病気になり、それを機に48年働いた職業生活をリタイア(現在共済、厚生年金)しました。

もっと、妻の健康管理に気を付ければよかったと思っています。妻が元気だったら、もっと楽しい生活ができたのに、仕事もあと数年は働けたし、慣れていたのに等、反省ばかりしています。

健康管理のポイントの一つは、風邪をひかないことです。風邪の症状が出ると、さみしく、心細くなります。私は風邪をひきたくないのでとにかく外出後は手洗い、うがいを励行しています。そして、風邪かなと思ったら、酒粕を飲んだり、大根飴、片栗粉・砂糖とお湯のミックス等を食べたり、また睡眠も十分とるようにしています。

お陰さまで、近年風邪はひいたことはありません。でも「馬鹿は風邪ひかない」と言われていますので、そのせいかもしれません。

70代女性
今の私は、わが家の窓辺に寒さにも負けず毎日誇らしげに咲いてくれる花々に囲まれながら、花に向かって「おはよー、今日も綺麗ね、明日も元気に咲いてね」から始まります。

長年連れ添った夫でした。夫の二〇年に渡る闘病生活は一生懸命尽くしました。あんなに大変だった看病も、居なくなりますと淋しいものです。あれもしてあげれば良かった、これもしてあげれば良かった。あんなに尽くしたのに悔いはあるものです。

幸い、今の私は素晴らしい友人に励まされ、助けられ、生きて行く力を頂き、サークルにボランティアに生き甲斐を見つけ、なるべく友人にも迷惑をかけない様、前を見て、友人に感謝しながら、誰かの為に私の出来る事をしなければとの思いです。

70代女性
独身満喫中の私。先日、ある本に目を通していたら、ニヤッとする様な笑える作品をみつけました。今の私の気持ちかなと…。そして先立った主人の思いかな…と。

他人の川柳拝借

・子は育ち 夫は先立ち いま青春 

・先に行き 待てど暮らせど 来ぬ女房

70代女性
夫に置いて逝かれた当初五年間は、いつも胸に涙がいっぱい溜まっていて、丁度、水のたっぷり入った風船が何かの拍子にパッと割れるように、心が少し揺れると涙々でした。明日の予定など何もなく、太陽の光や車の音が恐くて引きこもっておりました。

13回忌も間近の今は趣味三昧、おひとり様も良きかなの毎日です。しかし、限られた年金暮らし、いつ病気になってもおかしくない年令ですから、趣味などへの出費は極力控え目にしています。

70代女性
死んだ子の年を数えると言いますが、私は夫が生きていれば今年で何歳、とよく数えます。夫が亡くなった七十五才まで生きられたので、あとは母が逝った八十九才を目標に、よく動き、よく食べ、よく眠って生きて行きたいと思います。

70代女性
老人福祉センターで、お月謝を支払って週一回ずつ二つの習い事に通っています。その発表会が酷暑の中、五回あり、暑さにもめげず出歩いていました。

こうして外様を楽しんでいられるのも、夫が亡くなって奥様を廃業、おひとり様になってしまったおまけです。

着物を着る時、やれ腰ひもが足りない、この帯は合わないとブラジャー一枚、裾除け(すそよけ)ひとつで、タンスの置いてある和室と姿見のある洋間を走り廻る。もしそこに夫が居て、テレビでも見ていたら、こんなあられもない姿は見せられない。こんなお気楽ができるのもおひとり様なればこそ。涙を封印して、只今、後家街道まっしぐらです。

70代女性
主人と死別して10年目。いろいろな事がありました。ある言葉で、前向きに生きようと思いました。

“人に求めず自分を変えよう。すべてわが身の一歩から“。

チャレンジ精神で生活するように心がけています。

70代男性
妻を病気で失い、今日まで孤独でわびしい日々を過ごしてまいりました。そして気がつくと、早や10年余の歳月が流れていました。

一人娘は29年前に嫁がせました。幸い近郊なので何かと心強く思っています。しかし、娘には義理のご両親がいらっしゃるので、私は常々、自分の身は自分で何とかするから、そちらのお父さん、お母さんを大切にしなさいと申し、あえて娘に余計な心配・負担をさせないように考えています。

いま、あらためて過ぎた年月を振り返ると、さまざまな出来事が走馬灯のように脳裏をかすめ、また巡ります。本当にここまで来るのは長かったと実感しています。

妻は闘病生活3年。二人三脚で、ひたすら回復を唯一の目標として夢中で療養介護に努めてまいりましたが、残念ながらその願いはついに叶うことはなかったのです。その時の精神的衝撃は非常に大きく、胃腸障害や不眠症など体調に異変が生じました。

でも、長い時の流れや経過によって徐々に孤独の生活にも慣れ、今は何の不思議も疑問もなく、ひたすら自身の体調管理に専念している今日この頃です。しかし、加年とともに気力や体力が弱まり、つい臆病になってしまい、さらに寂しさが募ってくるような気がしてなりません。

最近は私のような孤独者を取りあげた報道、本の記事が多く、その殆どが私の想いと同様です。拝見し、私はこれまで多分に本音を隠し、平静を保って無理をしてきたような気がいたしました。世間には私と同じ境遇の方々が数多く、孤独に苛まれながら健気に頑張っていることを知り、男女の差こそあれ、その苦しみや寂しさは誰もが同じで、これからはもっと素直に胸襟を開き、同じ悩みや苦境を語らい、少しでも目の前が明るくなるような生き方をしていこうと考えました。

70代男性
同居していた次女の一家5人が、近くですが新居を構えて転居していきました。賑やか過ぎると思っていた家の中は、火が消えたように静かになってしまいました。この時から私は文字通りのお独り様になってしまいました。

がらんとした空き部屋がたくさんできました。ここに誰か来てくれないかな!と期待するのは無理な願いですね!淋しい単調な生活が続いていくことは体調にもよくないので、何か生き甲斐のもてる目当てを持たなくてはと思いました。空き部屋が利用できることで思いついたのは、植物を育てる事でした。植物は生き物なので、人と気持ちを伝えあうことができます。水が欲しいよ!水が多すぎるよ!肥料が足りないよ!肥料が多すぎるよ!植物は葉の色や艶、伸びる勢いやしおれてしまう容態によって気持ちを表しているのです。植物と会話をしながら過ごしていくと淋しくないと思いました。

そこで、以前に成功したことのある「パイナップル」の栽培に挑戦してみようと思いつきました。「パイナップル」を育てるためには日当たりのよい南側の空間と、冬期間の室温が20℃以上必要になります。また、開花し結実するまでには3~4年位かかりますが、何とか実らせたいと頑張るつもりです。まずは自分の健康と規則正しい生活を続けることを大切にしたいと思います。

70代男性
妻はガンで死す。子供3名(男1、女2)独立。孫6名。私は一人暮しで元気です。これからも元気で、子供たちの負担にならない生活を続けていきます。

一人生活も慣れてきました。早いもので10年になります。

子供達が良く気配りしてくれています。これも妻が、生前に子供に良い生活をしっかり教えていたためと、亡き妻に感謝しています。今後も子供、孫に尽くして行きます。親が良い見本を示してあげないと、と人の悪口を言わず、良いことは話して、他人に喜ばれる生活をすべきです。

70代男性
昨年春、妻を癌で失い、残された義母と二人で毎日を過ごしています。与えられた条件の中でも元気に生きなければ…と思いますが、追慕の念も激しいです。

若い時の独身と違って、この年になっての一人暮らし(正確には義母と二人ですが、気分は一人)はこたえますし、気分も鬱々となります。

一人の食事も味気なく、世の動きや季節にも鈍感になり、このような無気力な自分に腹を立てています。でも同時に、なんとかこれからの人生をそれなりに有意義に、楽しく、自分らしく、元気に生きていかなければ、とも思っています。

お独り様会会員様の寄稿から抜粋しています。

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